自分の名前で勝負できてますか?
ネットがあれば履歴書はいらない-ウェブ時代のセルフブランディング術 (宝島社新書)
宝島社 2010-01-09 |
インターネットの発展に伴い、個人での情報発信がとても
容易になりました。
個人でホームページを持つ事はもちろん、ブログやTwitterなど
その方法は多岐にわたります。
また、Googleなどの検索エンジンの登場によりその活用方法も
広がってきています。
その人はどのような人なのか?信用できる人なのか?
発信している情報や検索結果により、判断されるようになっています。
本書はネットで情報発信をすることで、「自分ブランド」を
構築していくことを勧める一冊です。
様々なWebサービスも紹介されており、とても実践的です。
■エゴサーチ
エゴサーチとは、
本名やハンドルネームなどを検索し、インターネット上で自分が
どのような見られ方をしているかを調べる行為
です。
このエゴサーチは企業の採用などでも行われているそうです。
その背景には、「会社の看板より個人」というものがあります。
いくら立派な会社の看板を背負っていたとしても、
付き合う個人が重要になってきたということです。
つまり、
「あなたは誰ですか?」
「あなたにできる事は何ですか?」
を企業は求めているのです。
→自分の名前をGoogleで検索を書けると、ありがたいことに
このブログがトップで表示されます。
ただ、スパイシーという繋がりサイトでは、繋がりは私なのに
プロフィールは別の方になっています。
これを直してよいのやら。。。微妙なところです。
■ギルド社会の復活
ギルド社会とは「職人」の社会の事です。
つまり、個人の専門性がますます重要視される社会に
これからはなっていくということです。
「復活」というのは中世ヨーロッパ時代からの回帰という意味です。
中世ヨーロッパでは、職人が構成する専門家社会だったそうです。
どこかに属することが重要ではなく、職人間での情報交換が
重要視されていた時代でした。
ギルド社会の復活の流れでビジネスパーソンは
次のようなことをする必要があると本書では述べられています。
自分に何ができるのかを考え専門性を高め、
その技術を多くに人に利用してもらえるようにアピールする必要がある
→この考え方は個人的に賛成です。
ただし、必ずしもジェネラリスト淘汰とも考えていません。
自分の専門となる軸を一つは持ち、それを磨き続ける必要がある
と私は考えています。
■プロフィール
ネット上でのブランディングにおいて、プロフィールは
とても重要です。
では、何を載せればよいのでしょうか?
エゴサーチの目的からもわかる通り、ネット上では、
「あなたにできる事は何ですか?」
がわかるプロフィールが必要です。
従来の学歴等のプロフィールではなく、専門性がわかるものを
載せるのがネット上でブランディングするための
プロフィールです。
本書では、プロフィールを活用するためのサービスが
いくつも紹介されています。
その中からいくつか紹介します。
【メディアマーカー】
メディアマーカーは書籍管理のイメージが強いですが、
情報発信も併せて可能なため、エゴサーチのヒット率が高いです。
【SBIビジネス】
プロフィールに必要な項目があらかじめ準備されているため、
その項目を埋めれば、立派なプロフィールが完成します。
ただし、実名登録が必要なのでハンドルネームで活動している人は
活用が難しいです。
■感想
ネットで情報発信する際に気をつけるべき事、
ブランディングに繋がる内容とは何か、
このようなことを本書は教えてくれました。
本格的にネットで活動を始めようとしている方には
お勧めの一冊です。
■マインドマップ by Mind
■目次 from amazon
はじめに
第一章 「会社の名前で仕事をする」時代は終わった
第二章 ウェブ上でセルフブランディングする
第三章 ソーシャルメディアで人脈を拡げる
第四章 ツイッター活用術
第五章 ウェブサービスの利用法
第六章 情報はどの程度までさらすべきか
あとがき
■編集後記
自分はこのブログを「週2回更新」を目標にしています、ヘッダ部分に
書いていますが、実際には全くといっていいほどできていません。
こんなんでは、ネット上での「信用」を獲得するのは難しいですね org
実社会でもネットでも信用を得るには、「継続」というのが
キーワードのような気がします。
継続して何かをする、これにつきます。
コメント