AWS Certified Solutions Architect – Professional(SAP-C02)に合格しました!

日記

AWS Certified Solutions Architect – Professional(SAP-C02)に2023/3に合格しました。

AWS Certified Solutions Architect – Associateの資格の有効期限が2022/8だったので、本当はそのタイミングでチャレンジしようと思ったのですが、Professional試験の問題が難しかったので断念。Associate試験を一旦更新し、改めてProfessional試験にチャレンジしました。

学習した内容などを記録として残したいと思います。正直、試験結果が出るまで全く自信がありませんでした。

AWS Certified Solutions Architect – Professional(SAP-C02)とは

AWS Certified Solutions Architect – Professional(SAP-C02)とはAWSを利用したアーキテクチャ設計とデプロイの実務経験があり、AWSに関する知識を幅広く保有していることを証明する資格になります。AWSのサイトに記載がある受験対象者は以下のように書かれています。

AWS Certified Solutions Architect – Professional は、AWS でのクラウドアーキテクチャの設計とデプロイにおいて 2 年以上の実践的な経験を持つ個人を対象とするものです。この試験を受ける前に、以下の要件を満たすことをお勧めします。

  • AWS CLI、AWS API、AWS CloudFormation テンプレート、AWS 請求コンソール、AWS マネジメントコンソール、スクリプティング言語、および Windows と Linux 環境についての知識
  • エンタープライズの複数のアプリケーションやプロジェクトのアーキテクチャ設計に対し、ベストプラクティスガイダンスを提供する能力、およびビジネスの目標をアプリケーション/アーキテクチャ要件に関連付ける能力
  • クラウドアプリケーション要件を評価し、AWS でアプリケーションの実装、デプロイ、プロビジョニングを行うためのアーキテクチャを提案する能力
  • 主要な AWS テクノロジー (VPN、AWS Direct Connect など) や継続的なインテグレーション、デプロイプロセスを使用して、ハイブリッドアーキテクチャを設計する能力
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-professional/

また試験ガイドには以下の記載もあります。

この試験では、受験者が AWS Well-Architected Framework の範囲内で次のタスクを完了する能力も検証されます。

  • 複雑な組織に対応する設計
  • 新しいソリューションのための設計
  • 既存ソリューションの継続的な改善
  • ワークロードの移行とモダナイゼーションの加速
https://d1.awsstatic.com/ja_JP/training-and-certification/docs-sa-pro/AWS-Certified-Solutions-Architect-Professional_Exam-Guide.pdf

問題数は75問で、試験時間は180分(3時間)というかなり長丁場の試験になります。合格スコアは750です(満点が1000)。
Solutions Architect – Associateとは違って問題も長く、聞かれている内容(コストを下げたいのか、障害復旧を早くしたいのかなど)を読み取るのもポイントになります。

学習期間と教材など

2023/1にAdvanced Architecting on AWSという研修を受講し、2023/2から本格的に勉強を始めたので、資格試験向けの勉強は2ヶ月くらいでした。1ヶ月目はほとんどできませんでしたが、2ヶ月目で問題集を中心に勉強しました。
ただ、私が勉強している期間、SAP-C02の学習資料がなく、SAP-C01対応のもので学習しました。

研修
Advanced Architecting on AWSという3日間の研修を受けました。個人の環境ではなかなか作れないDirectConnectやTransitGatewayなどのネットワーク関連やOrganizationsなどのマルチアカウントの演習など非常に勉強になりました。AWSの中の人に教えてもらえるので、今まで気になっていたことを色々と質問することができました。

書籍
書籍は問題集1冊と参考書1冊を利用しました。
問題集の方は試験範囲の各タスクに関する演習問題があり、最後に模擬試験があります。
解説も丁寧でわかりやすく、知識の補完に役立ちました。この問題集は2周やりました。模擬試験も2回やりました(2回とも合格点には達しませんでした。。。)。
参考書の方はわからないサービスが出てきた時に、どんなサービスかを確認するために利用しました。こちらも図解が多くとてもわかりやすかったです。

Bitly
Bitly

Udemy
Udemyは模擬試験問題がたくさんある
【01版】AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル模擬試験問題集(全5回分375問)
をやりました。学習開始時点の計画では5回分を2周やる予定でしたが、4回分を1回やって終わりました。この問題集に出てくるものは結構難易度高めだと思います。4回分全部で合格点には達しませんでした。間違えたところが多かったので、解説をじっくり読んで理解に努めました。

公式問題集
AWSの試験サイトに公式問題集というものがあり、20問の問題を受講することができます。
公式のものであるため、活用しない手はないです。しかも無料。
公式問題集は何回でも受けれますが、同じ問題しか出てこないので、やるタイミングは大事です。
私は学習の後半でやりました。

学習の流れ

研修受講後から本格的に学習を始めたのですが、どのような順番でやったかを残します。

1. 問題集を模擬試験前までやる
 問題集には各タスクごとで問われる内容や演習問題があるので、それを進めます。

2. 試験範囲のAWSサービスの概要を確認する(1と並行)
 1と並行にやったのが、試験範囲となっているAWSサービスの確認です。
 試験ガイドにどのサービスが対象となっているか書かれているので、知らないサービスは
 概要だけでも抑えることが大事です。ここでは参考書を利用しました。
 AWSのサービスは日々新しいものがリリースされます。試験に出てくるサービスを知らないと
 問題も解けないので、わからないサービスは流さず調べました。

3. 問題集の模擬試験
 本番は3時間という長丁場なので、まずはその時間に慣れることと、1問あたりに使える時間を
 体感することが重要です。それをやるために問題集の模擬試験をやりました。
 1問1問の問題文が長いのと、複数選択問題が多いので、頭をフル回転してやりました。
 なんとか回答を埋めることはできましたが、わからない問題が多かったので、解説の読み込みの
 方に時間をかけました。

4. Udemyをやる
 Udemyの模擬試験問題をやり始めます。問題が難しく、40点とか50点とかしか取れず、
 心が折れそうになりましたが、間違えた問題を復習し、理解ができてないところを
 確認しました。Udemyのいいところはタスク毎に問題を確認できるので、自分が弱い部分を
 確認しやすかったです。

5. 公式問題集をやる
 試験が近くなってきたタイミングで公式問題集をやりました。
 問題数は少ないとはいえ、一番本番に近いであろう内容なので、理解レベルの確認の意味も
 あります。合格点までは取れませんでしたが、いいところまでは行けました(6割くらい)。

このような流れで試験当日まで過ごしました。試験の前日にやったUdemyの模擬試験の点数が
絶望的だったので、かなり落ち込みましたが、試験会場に向かう電車の中でも解説を確認するなど
なんとか前を向いて頑張りました。

受験と所感

試験は平日の昼間に受けました。そのためか、試験会場に人は少なく集中して臨めたと思います。
模擬試験をやっていたため、時間配分もうまくいき、だいぶ時間を余らして75問を解くことができました。ただ、後で見直す、とした問題が25問くらいあり、それの見直しをしていたら残り1分しか余りませんでした。
試験終了のボタンを押しても結果が表示されず、「あれ?」と思ってしまいましたが、今のAWSの試験はすぐに合否は発表されず、5営業日以内に結果が通知されるようです。
以前Associate試験を受けた時は、合否がすぐに出たので、悶々としたまま帰宅しました。
結果はその日の夜に通知され、無事合格できました。試験終了時点では自信がなかったので、本当に嬉しかったです。

今回の受験の所感としては、「よく合格できたな。。。」です。
冒頭にも書きましたが、今回は学習期間中〜試験日当日まで自信を持てずにいました。
なので、結果通知のメールが来た時は本当に驚きました。
今思うと学習内容にAWSの公式コンテンツをもう少し入れればよかったな、と思います。
反省点は多いですが、学習した結果が出てよかったです。資格は資格なので、今後もAWS活用に関しての学習は継続的に続けていこうと思います。

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