39歳までに組織のリーダーになる 柴田励司著

組織の遠心力を効かす


39歳までに組織のリーダーになる―活躍スピードを加速する 39歳までに組織のリーダーになる―活躍スピードを加速する
柴田 励司

かんき出版 2005-04
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本書のタイトルを読んで、「なぜ39歳なのか?」と疑問に思った。
日本の組織(企業)でリーダーとなっている人は大抵40歳代後半から
50歳代の人たちばかりだ。


最近ではライブドアの堀江さんやサイバーエージェントの藤田さんに
代表される若いCEOもいるが、それはごく一部でそれ以外の組織では
結構年をとった人が組織のリーダーになっている。
40歳代後半、50歳代のCEOがダメだとは本書内でも述べられては
いないが、最近の時代変化の早さ、欧米のCEOと張り合うには
リスクを十分に取れる39歳という年齢でリーダーになるのが
その組織にとってよい結果をもたらすと述べられている。
しかし、そんなに早くCEOになるには普通に過ごしていてはダメ。
リーダーに必要な考え方、仕事術などを身につける必要がある。
本書はリーダーにはどのような能力が必要なのか、どうすれば
「一緒に仕事をしたい!」と思われるデキルリーダーになれるのか、
という内容が書かれている。
リーダー向け本によくある「コミュニケーション力」や「鳥瞰力」は
当然として、私が気に入っているのは「組織の遠心力」である。
カリスマ経営者として君臨してしまっては組織が止まってしまう。
つまり、指示待ち人間が増えてしまう。
デキルリーダーは組織を動かす(回す)能力が必須だ。
会社という規模でなく、チームという規模でも使える内容が
詰められているため、これからリーダーになる人には
是非読んで欲しい一冊である。


☆「自己モデル」
☆内発的勉強
☆後継者の育成
お薦め度:★★★★★+遠心力


マインドマップ
39歳までにリーダになる

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