メッセージは商品であり、ブランドである
ビジネスは30秒で話せ! Kevin Carroll Bob Elliott 高松 綾子 すばる舎 2015-01-16 |
「最近どう?」とエレベーダーで会社のお偉いさんに尋ねられた
とき、適切に状況を報告できるか?
「エレベーターピッチ」でよく用いられる例ですね。
このような状況は度々あるものではないですが、
ビジネスをする上でコミュニケーションは非常に重要な要素です。
本書では、コミュニケーションを行う上で必要となる要素、
その目的や簡潔に伝えるべき構成について記載されています。
構成については、「ダイヤモンド・モデル」というモデルを
利用して、会話の始め/中/終わりといった段階で何を
伝えるべきか、ということが論理立てて説明されています。
沢山話しているのに、中々伝わらない、とコミュニケーションに
苦労している方にオススメです(短くて読みやすいです)。
■メッセージは商品である
自分が発するメッセージはそれ自体が「商品」です。
曖昧なことばかり発したり、正確性の欠いたメッセージは
その人自身の商品(ブランド)価値を下げてしまいます。
コミュニケーションの基本はメッセージを構築し、
正確に伝え、受け取る側に知ってもらう or 動いてもらうことです。
■受け手は誰か?
独りよがりなコミュニケーションにならないためには、
受け手のことを考えなければいけません。
WIIFM(What’s in it for me?):私に何のメリットがあるの?
受け手のメリットを考え、その上に自分が伝えたい事を
載せる事は円滑な伝達に重要な要素になります。
■ダイヤモンド・モデル
本書では話の構成を考えるためにダイヤモンド・モデルという
モデルが紹介されています。
詳細は本書を参照していただくとして、このモデルを利用すると
導入部分から結論まで、伝わりやすいメッセージを作る事ができます。
モデル要素についても、ポイントが紹介されていて、すぐにでも
使えるようになっています。
■編集後記
自分がなりたいように演じていれば、
そのうちそれが本当の自分になる
本書の中でこんな一節が引用されていました。
「なりたい自分」とはどんな人物か。
ざーっと書き出してみましたが、「欲張りだな」と思ってしまうくらいの
理想ばかり書いてしまいました。
そんな「理想」に一歩でも近づけよう日々精進していこうと思います。
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