“ほんもの”の上司と部下
仕事は楽しいかね? 2 野津 智子 きこ書房 2002-07-26 |
「仕事は楽しいかね?」では、仕事に対する取り組み方を
マックス老人は語ってくれた。(この本に対する書評は今度書きます)
今作では、”ほんもの”の上司と部下とはどういう人か?
という内容が書かれている。
私は本書に書かれている”ほんもの”の上司にも”ほんもの”の部下にも
であったことはない。それに私自身もそれに該当しない。
“ほんもの”の上司の定義を本書から抜粋すると
・お役所的な体制と常に戦っている
・部下に干渉しない
・基本的な仕事は魅力的な職場作り
・規律ではなく高い規準を決める
とある。
「お役所的な体制」というのを私は日本特有のものかと思っていた。
この体制との戦いは上司(特に中間管理職)の人たちは大変だろう。
その職になる前は、「お役所的な体制」に対して不平不満を持ち、
その職になったばかりのときは、「戦ってやろう!」と心に決めても
なかなか持続してその気持ちを持つことは難しい。
「お役所的な体制」と戦うというのはそれほど大変なものなのだ。
(私自身まだ管理職でないが、身近な管理職を見ていると大変さは伝わってくる)
「規準を決める」と「干渉しない」は一見矛盾するように思えるがそうではない。
規準とは「方向性を示す」ことで、「束縛」とは違う。
上記定義のような、”ほんもの”の上司のエッセンスをマックス老人は
事例を交えながら話している。
“ほんもの”の部下についても同様。
「上司よりよい仕事をする」、「自分のしたことに責任をもつ」など
こういう部下になりたい!と思える内容が書かれている。
本書の中で一番心に残った言葉は、
「才能の相乗効果」
である。
“ほんもの”は”ほんもの”と働くことで1+1が2以上のものになる、
ということだろう。
そんな “ほんもの”になれるように日々努力+意識変革をしていこう!
☆”ほんもの”とは?
☆いづれは優れた管理職になろう!
お薦め度:★★★★★+”ほんもの”になれ!
会話仕立てのストーリなのですごい読みやすいです。
最近マインドマップ作成サボってます。。。反省
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