考える技術 大前研一著

21世紀ビジネスマンの思考


考える技術 考える技術
大前 研一

講談社 2004-11-05
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インターネットを使って情報収集をするのが当たり前になってから
大分経つ。最近ではケータイを使って日々ニュースなどの
メール配信を受けている人もいるだろう。
今の世の中、情報は簡単に手に入る。が、本当にその情報は
正しいのだろうか?と考えたことはあるだろうか?
TVのニュースで流れていたからとか、2チャンネルで話題に
なっているからといった情報収集の仕方では物事の本質を
見抜くことが出来ないし、その時々の時代に流されているだけである。
本書では、Windows95が発表された以降の時代を「新しい世界」と
定義し、この世界で行きぬくために必要な思考法を「大前流」に
提言している。


「新しい世界」では、学校で習うような「答え」のある問題ばかり
ではない。そのためには、「非線形思考」を身に付けるべきだ。
では、「非線形思考」とは何か?
簡単に言えば、物事をいろんな角度から自分なりに徹底的に
検証し、自分なりの答えを見つけるプロセスのことである。
「徹底的」、「自分なりの」というのが重要だ。
本書の中には「考えること」の演習問題として以下のようなものが
いくつか書かれている。その中の一つは次のようなもの。
「あなたが現在より2階級上のポジションにいたら、
 あたたの会社が現在抱えている問題に対してどのような
 アクションをしますか?
 また、会社はなぜそれを実行しないのでしょう?」
さて、皆さんの答えは?


☆論理的思考
☆思考力格差の時代
☆自分への質問
お薦め度:★★★★★+しつこさ

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