シンプルな自己管理の実現方法
いつでもどこでも「脳の集中モート゛」を高める シンプル・マッピング最強ノート術
日本実業出版社 2009-08-04 |
シンプルマッピング事務局さいとう様より献本御礼
(紹介が遅くなってすみません)
現代のビジネスパーソンはマルチで仕事をこなすことが多く、
その管理がとても大変です。
仕事に限らず、プライベートでの予定や仕事外の自己研鑽などの
計画⇒実行というプロセスを確立するのにとても苦労している
と思います。
本書は、「シンプルマッピング」という方法を利用した自己実現の
ためのステップが記載されています。
自己管理が苦手な人でどうにかしたい人にお勧めです。
※ 本書で記載されているWマップ、Tマップは私も実践中です
■シンプルマッピング
シンプルマッピングとはマインドマップに似た形のノート術です。
ただ、マインドマップのように中央に絵を描いたり、色を使ったり
ビジュアル面での工夫はありません。
シンプルな放射線、黒ペン一色で記載するなど気軽さを重視しています。
⇒マインドマップをご存知の方ならば想像がつくかと。。。
シンプルマッピングの特徴は以下の通りです。
・簡単
・気軽
・携帯性(A6ノート利用)
・スピード重視(65点主義)
・フォーカス
本当にシンプルなものです。こんな感じです。
■用途
シンプルマッピングはどのようなものに利用できるのか?
本書には様々な利用法が紹介されていますが、その中から
いくつか抜粋して紹介します。
《情報整理》
情報には外部のソースから得られるものと、自分の中に
あるものがあります。
外部のソースから得られるものは、そのまま覚えようとすると、
忘れてしまいがちです。
自分なりに加工することで活きた情報を身につけられます。
シンプルマッピングを利用する場合は、関連する情報に活かしたい
情報を関連づけさせればよいです。
関連性を持たせることが大事です。
《自己管理》
自己管理をするにもシンプルマッピングは利用できます。
本書では、「四半期マップ」「T(Today)マップ」
「W(Weekly)マップ」という手法が紹介されています。
これらは読んで字の如く、四半期、日次、週次といったスパンでの
自分のやりたいこと/やるべきことの洗い出しをおこない、
一つのマップ上で管理するというものです。
《タスク管理》
自己管理部分にも繋がっていくのですが、仕事(プロジェクト)の
細かい単位で管理をしたいときにもシンプルマッピングは有効です。
未消化/消化済が一目でわかるため、仕事の過不足を防ぐ効果があります。
■感想
冒頭にも書きましたが、本書を読んで私も自分なりにこの方法を
実践しています。
やっていることは、
・月の初めのM(Monthly)マップの作成
・週の初めにW(Weekly)マップと1週間分のT(Today)マップの作成
・日々の仕事の進捗に応じて、T(Today)マップを修正
といった感じです。
実践してから暫く経ちますが、今まで頭の中でモヤモヤしていた
未消化タスクを見える化することができるので、
計画性があがりました。
また、パーキンソンの法則にハマることもなくなった気がします。
自分なりに工夫していることとしては、
・Tマップの各タスクに制限時間をつける
・終わったタスクは分かりやすように赤ペンで消す
⇒結構気分がいいです。バブルマップ的要素取り込み
などが、あります。
改善の余地があるかな〜と思っていることは、
予定通りに終わらなかったタスクの扱いです。
翌日に終わるのであれば問題はないのですが、暫く放っといてしまうと
気分的も良くないです。
今後も引き続き実践していきます。
■マインドマップ
■編集後記
トムデマルコのプロジェクト管理系の本をもう一度読み直そうと
思っている今日この頃です。
社会人の2年目くらいに読んだときは、
全然ピンとこなかったのですが、今読み返すと色々と得られそうです。
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