図解はこう使え!
図で考える人は仕事ができる 実践編 久恒 啓一 日本経済新聞社 2003-08-20 |
「図解」といえばでお馴染みの久恒さんの本。
本書は、ほぼ一年前に読んだ「図で考える人は仕事ができる」の
「実践編」です。
図解の重要性を知ってから仕事でよく図を描くようになりました。
長々と文章を羅列するよりははるかにコミュニケーションを
とりやすいですし、自分の考えも整理しやすいです。
マインドマップと組み合わせると相乗効果が高いです。
本書の内容は、自己分析、ビジネス、教育などでの効果的な
図解の使い方を例としてあげています。
例として挙げれていた中で「やってみよう!」と思ったのは、
以下の3つ。
1.「仕事の攻め方」を図解する
今やっている仕事での自分の役割と仕事内容を図解する。
図解したものが周りの人がホントにやって欲しいことかを
考える。もし、マネージャなら部下からみてどんなことを
してくれたらうれしいか(楽しく仕事ができるか)を
考えるといいマネージャになれる。
2.自分のキャリアを図解する
今の自分、そしてこれからの自分を時系列で図解すると
いまどんなことがやりたくて、どんなことに興味があるかが
はっきりとする。そして、将来目標を立てやすくなる。
3.会議資料を図解する
会議の資料というのは文章モノが多い。
しかし、分厚い文章の資料を渡されても会議中に今全体の
どの部分を議論してるのかわからなくなることがある。
図解することで会議参加者で「いま立ってる場所」
「向かってる方向」を共有する。
図解というのは文章では伝えにくい関連や強弱、
全体像などがわかりやすいため、適用できる場面は
たくさんあります。
本書を読んで、「やっぱ、図解だよな~」って改めて、
感じました。
「図解の使いどころ」がよくわからない人にお勧め。
☆ 表現方法は無限
☆ 体系化と事象把握
☆ まずはキーワードを矢印でつなぐ
お薦め度:★★★★☆+仕事設計
コメント