プレイフル・シンキング 上田 信行著


仕事楽しもうじゃないか!


プレイフル・シンキング (宣伝会議) プレイフル・シンキング (宣伝会議)
上田 信行

宣伝会議 2013-08-06
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「プレイフル」という言葉は聞いた事がなく、本書で初めて知りました。
その定義は『物事に対してワクワクドキドキする心の状態』 で、認知心理学がベースになっている考え方です。

著者は「学習環境デザイン」という分野を専門にされている方で、
本書はその研究内容をビジネスパーソン向けに展開したもの。

プレイフルを本書の序章では以下のように記載されています。

① プレイフルとは、真剣に向き合うこと。
② プレイフルとは、柔軟であること。
③ プレイフルとは、協調のためのエンジン。
④ プレイフルとは、実現できそうな予感についてワクワクすること。

プレイフルな状態で仕事に望むためには、まずは仕事への姿勢(マインド)をチェックする必要があります。
仕事への姿勢は大きく分けて
 「fixed-mindset(自分は変われない)」
 「growth-mindset(自分は変わっていける)」
の2つがあります。

「変えることができるのは自分だけ」ということは色々なところで語られていますが、
本書も同様の考え方になっています。
上記2つの定義でいうと、もちろん後者の方がポジティブな考え方であるため、プレイフルに
なるためには必要な要素になっています。

では、fixed-mindsetになってしまう理由はなんでしょうか。
その主な理由は「怖さ」にあります。
「自分にできるかどうか」という漠然とした怖さ(不安感)から自分の限界(境界線)を
引いてしまい、ある意味殻に閉じこもった状態になってしまいます。

この状況を打開するには全体を俯瞰的に見る(メタ認知)と「失敗は過ち」という考え方を
是正することにあります。
「失敗したっていいじゃないか(失敗は自己投資)」という考え方をもつことで、色々なことに
チャレンジするマインドが生まれます。

「チャレンジ➡ふりかえり➡改善」というループが回り始めると、経験値が蓄積されて、
より大きなチャレンジをすることができます。

本書はこのような自分自身の改善から他者と協力するためのポイントなどが記載されており、
すべてのビジネスパーソンにおすすめです。

 

■仕事を楽しむ姿勢

仕事への姿勢は大きく「Can I do It?(自分にできるか」と「How can I do It?(どうやったらできるか)」の2つに別れます。
この2つはマインドの違いであり、仕事を楽しめるかどうかの基本的な捉え方になります。

感情や行動パターンに影響するこのマインドの違いを本書では、
fixed-mindsetとgrowth-mindsetという2つにわけています。その違いは以下の表の通りです(詳細は本書をご覧ください)。

fixed growth
固定的知能感   成長的知能感   
よく見せたい 良くなりたい
失敗は過ち 失敗は自己投資
自己防衛型 課題挑戦型

 

■チャレンジする

仕事と真剣に向き合うためにはまずやってみることが重要です。
マイナス思考でチャレンジできない人が陥りやすい考え方を本書では以下のように記載しています。

一歩踏み出せない人というのは、まだ起きてないことへの不安や、失敗を先取りした悩みに
足がすくんでしまっている人が多い。いわゆる取り越し苦労というやつである。
(中略)
あたなが動けば状況は必ず変わる。

「自分には難しいのではないか?」と感じたときもまずは動いてみることが大事です。
動くことで状況を変え、その結果をうけて次の策を考えればいい。

仕事のやり方は一つではないし、そもそも仕事のやり方に正解などない。
それを知るだけでも、あなたの気持ちはいくらか自由になるだろう

この考え方も非常に重要だと感じました。「正解」を求めてしまうといつまでたっても
動けなくなってしまいます。特に難しい仕事については、トライ&エラーで進めていくことが
当たり前なので、どんどんアウトプットして、フィードバックをもらうことが大事です。  

 

■他力に頼る

最近の認知心理学の知見では、課題を解決するために必要ない知識やノウハウは、
一人の個人の頭のなかにすべてあるのではなく、状況や道具や人のネットワークの中に分散していると
考えられている。これを「分散された(わかちもたれた)知能(distributed intelligence)」という。

人間一人でできることは限られています。
仕事について言えば、それぞれの役割があり、それぞれの専門があります。

自分一人ですべてをやろうとするのは非効率ですし、品質も悪くなってしまいます。

 

■編集後記

エントリーの構成を少しずつ見直ししていこうと思います。
自分のアウトプットとして最適な構成を模索していけば、そのうちいい感じなものになるのでは
と思っています。

これもチャレンジの一環ですかね(仕事ではないですが)。

 


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