ITエンジニアがマーケット感覚を意識したら


ちきりんさんの『マーケット感覚を身につけよう』を読んで、

IITエンジニアがマーケット感覚を意識したら求められていく

スキルはなにか?というのを考えてみました。

あくまで、私の知識(能力)の範囲内でしかないですが、

書き留めておこうと思います(主にBtoBを意識しています)。


マーケット感覚を身につけよう—「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
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キャリア形成において必要な物はどのスキルが今後も需要があり、

供給が一定または減少していくか?というのがポイントになります。

 <需要が続くスキル>

 1. プロジェクトマネジメント

  システム開発はプロジェクト単位で動く事が多いです。

  この形態は個人的には暫く続くと思っています。

  (今後、人工知能の発達などでシステムのあり方自体が

   かわる可能性はありますが、人間系(特に暗黙知)を補完する

   までにはまだ時間がかかるでしょう)

  そうなると、やはりプロジェクトマネジメントスキルは継続的に

  需要があるものと考えられます。

  ただ、プロジェクトに関わる人やお客様が求めるものは

  変わっていくので、マネジメントの仕方や身につけるスキルは

  変わっていきます(プロジェクトマネジメントも幅が広いので)。

  1) 関わる人の変化

   これは間違いなく、国際化が進むという事です。

   いままで、日本人と一緒に日本のお客様に対してシステムを

   開発していくことが多かったのですが、今もそうですが、

   これからも国際化は進んでいきます。

   そうなると必要な物はPMBOK等に代表されるマネジメント体系

   だけでなく、『歴史』や『文化』などに関する知識です。

   日本人にしか通じない「ツウカア」的なやりとりや、

   各地のタブーを知る事はマネジメントをする上で、重要な

   ファクターになると考えられます。

  2) ニーズの変化

   昔から「早く、安く、いい品質で」というのはお客様の要望

   でしたが、これが加速度が関わる仕組みが出来上がってきています。

   それはクラウドだったり、オープンソース(OSS)だったりします。

   プロジェクトマネジメントをする上では、クラウドの可用性や

   セキュリティ、OSSの著作権(使用権)などを理解していく事が

   必要になります。

   開発生産性をあげて、早く仕上げてもお客様が求める可用性が

   確保できなかったら本末転倒です。

   この辺をバランスよくハンドリングする能力が必要に

   なっていくでしょう。

 2. インフラスキル

  システム開発をする上で、クラウドが当たり前になり、

  インフラ系スキルは「あちら側(*)」にのみに必要なスキルになっていく

  という印象がありました。

  * 「ウェブ進化論」参照

  ただ、OpenStackなどのクラウド構築ソフトがでていきたことにより、

  今までアプリ開発者としてプロジェクトに関わってきた人に

  インフラ系スキルが必要になっていくと考えられます。

  いままでは、インフラチームの人が作ってくれたサーバ/DB/

  ネットワークの上にアプリケーションの載せれば良かった人たちが、

  自分でその構成を考えて、構築する必要がでてききます。

  (なんでかというと、今までより環境構築が遥かに簡単に

   なるからです。環境構築が簡単になると、それに対してお客様は

   お金は出しません)

  ラックや実ネットワークを扱うインフラエンジニアはいままでどおり、

  「あちら側」で活躍すると思いますが、アプリエンジニアにも

  インフラ系のスキルは求められていきます。

 <供給が減っていくスキル>

 1.既存システムに関する知識

  ここ何年もずっといわれている事ですが、既存のシステムを

  知っている人が格段に少なくなってきています(主に定年退職)。

  既存のシステムは「動いている物が正」というものが多いです。

  つまり、設計書がない(あっても古い)などで、メンテナンスも

  「この人でないと難しい」というように属人的になっています。

  この属人的な知識の供給は急激に減っていきます。

  これに対してどのようなスキルが必要か考えたときに、

  システムを全体鳥瞰できるスキルが必要になってくると思います。

  属人的な物をそのまま引き継いでも、そこにある価値は少ないです。

  システムの「癖」を的確につかみ、鳥瞰的に表す事ができ、かつ、

  人に伝えるような形に落とせるスキルが減っていく供給を

  カバーするのではないかと考えます。

  要は、リバースエンジニアリングアプローチができる

  アーキテクトですかね。

ここであげた物はここ1年〜2年くらいの動きかな、

と個人的には考えています。

「では、5年後、10年後もITエンジニアとしてやっていくには?」

と問われた時、現時点で明確な答えはありません。

市場(業界)の変化を常にみつつ、求められる「価値」と自分

が提供できるものを比較し、その時々で判断する必要があります。

こんなことを考えたGW最終日でした。


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