レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 本田 直之著


時間を「消費」しないで、「投資」する



レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書 ほ 2-1)
レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書 ほ 2-1)


本田 直之

幻冬舎 2007-05
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現代のビジネスパーソンにとって、時間の扱い方は
悩みの種の一つだと思います。

仕事やプライベート時間を使った自己啓発など
やらなければいけないこと、

やりたいことは沢山ある。でも、『忙しく、時間がない』

そう思っている人はたくさんいるのではないでしょう?

本書で紹介されている時間術は、時間の使い方を

従来の『消費型』から『投資型』へ変えることを提唱しています。

「常に時間はたっぷりある、うまく使いさえすれば」
by ゲーテ

■時間は密度で評価する

有限である時間を使って作業をしていると

作業に対する成果による評価(密度)でなく、作業をした時間(長さ)

評価をしてしまうことがあります。

『長さ』で時間を評価してしまうと、本当は必要でなかった作業を

ふりかえることなく、「こんな時間までよくやった」

その時間の使い方に対して誤った評価を下してしまいます。

この評価は全くの勘違いです。

時間を『投資型』へ変える第一歩は、時間に対する捉え方を

変えることから始める必要があります。

■時間資産を増やす

時間を投資型に変えるためには、時間資産を増やす必要があります。

では、24時間という決まった時間をどのようにして増やしていけばよいのでしょうか?

ポイントは『仕組みづくり』『スケジューリング』です。

■1時間を5分にする仕組みづくり

作業の時間効率を上げるというと、1時間かかってた作業を

集中力を挙げて、55分に短縮するといってものが考えられがちです。

しかし、本書で提案されているレバレッジ時間術では、1時間の

作業を5分で終わらせてこそ時間資産が増えると記載されています。

その1つ目のポイントが『仕組みづくり』です。

【再現性を持たせてこそ、仕組み化】

ある作業をしていて、いつもより早く終わったとします。

そのときに、その要因を考えずに次へ進んでしまっては

もったいないです。なぜならそこに「仕組み化の種」があるからです。

普段とは違う何かがあったからこそ、時間を短縮して作業が

できたのです。

それは何なのか?

作業の手順をいつもと変えたのか、それとも時間帯をかえたのか?

仕組み化の種を見つけ、それに再現性を持たせることで仕組み化は完成します。

【スピードアップが時間資産を増やす方法ではない】

作業効率をあげるというと、作業のスピードを上げて時間を短縮しようとすることがあります。

ですが、それでは時間資産は増えません。

スピードアップをすることで確かに作業終了までの時間は短くなるかもしれません。

しかし、それでは品質が犠牲になってしまいます。

いくら早くできても品質が下がってしまっては本末転倒です。

【仕組み化が可能な作業を見つける】

時間投資の基本手順は

リサーチ⇒スクリーニング⇒利益確定

です。

仕組み化が可能な作業は、「スクリーニング」フェーズで見つけます。

成果をあげるために重要な作業を効率的に行う、

その目的のために、その作業に対して、(仕組み化のための)時間を投資するのです。

投資に対するリターンが大きければ大きいほど、その効果は絶大です。

■成果を軸としてスケジューリング

時間資産を増やす2つ目のポイントは『スケジューリング』です。

本書で記載されいているスケジューリング方法は以下の3つです。

・俯瞰逆算スケジュール
・時間割
・タスクリスト

  3つの手法の共通の目的は『成果をあげる』ことです。

このひとつの目的のために、3つの方法を使います。

粒度は、

俯瞰逆算⇒時間割⇒タスクリスト

の順に小さくなります。

まず、「俯瞰逆算スケジュール」にて、月単位で目指すべき

成果(ゴール)へ向けて自分がいつ何をすべきかということを見えるようにします。

その次に、日々の時間を管理するために、時間割が登場します。

時間は時間の家計簿みたいなものです。

自分がどの時間何をするかの予定と実績を記録し、ふりかえることで

生産的な時間・非生産的な時間が一目でわかります。

最後に日々の作業に落とし込むためにタスクリストがあります。

このように成果(ゴール)を俯瞰した状態から日々のタスクまで

落としこむことで効果的なスケジュールを組むことが可能になります。

また、時間割では実績を記載することでのふりかえり

可能にしているのがとても重要なことだと思います。

■まとめ

本書は、時間の捉え方を本田さん流にわかりやすく、実践的な内容が満載な一冊でした。

ここでは、紹介しませんでしたが、仕組み化のところで『睡眠』に関するTipsが記載されています。

これはとても参考になるないようでした。

自分も全部は無理でも適用できそうなことはすぐに取り込もうと思います。



☆何もしないリスク
☆課題ありきの成果
☆捉え方


■編集後記

本書のスケジューリングの部分は大変考えさせられるものでした。

個人的な意見ですが、ゴールまでの『見える化』というのは、

最近は企業向けでよく使われますが、個人にも当てはまるものだと思います。

よく居酒屋とかで『うちの会社はビジョンがはっきりしない』という

愚痴を聞くことがあります。

では、『あなたのビジョンは?』と聞かれたらどうでしょう?

これに答えることができて初めて、自分の成果(ゴール)が見えるのではないでしょうか。

企業の目標管理設定等で個人目標に「5年後、どのようになりたいか?」と

書かせることがあります。

これはもちろん、その5年間でどのような仕事にアサインされるかで

変わっていくため、簡単には答えられません。

しかし、単純に『わからない』で終わらせてしまっては、個人の成長も望めないと思います。

『5年後のビジョン』がはっきりしているのと、そうでないのでは、

普段の仕事や自己啓発の姿勢が格段に変わってきます。

ただ単に今の仕事をこなせるだけのスキルをその仕事の中で

つける、というスタンスでは自分で自分の道を決めているとはいえません。

自分の目指すべき方向の啓発をすることで、

その仕事を引き寄せ、レベルアップを図ることができると私は思います。

・・・と熱く書いてみましたが、自分に対する戒めでもあります。。。

■関連エントリー

レバレッジ・リーディング 本田 直之著

レバレッジ・シンキング 本田 直之著

■トラックバックさせていただいたサイト

【時間の投資】「レバレッジ時間術」本田直之@マインドマップ的読書感想文さん

ハイリターンな時間投資法とは?●レバレッジ時間術@Luckyになる読書道さん

レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則@俺と100冊の成功本さん

 


5 Comments

  • ハイリターンな時間投資法とは?●レバレッジ時間術

    「時は金なり」ではなく「時は人生なり」。 全ての人に平等に与えられる「時間」。 その「時間」さえも「投資」で増やしてリターンを得る という考え方を説いた…

  • LuckyUS@フォトリーダー 返信

    長谷川さん、こんにちは。
    僕はとあるセミナーで30年後も目標まで立てておくのが良いということを聞きました。
    それくらい「ゴールの設定」は大事なポイントなんだと思います。
    僕は5年後くらいまでは明確で、10年後くらいがぼんやり、といったレベルまでです。
    結婚していれば夫婦の目標ってのも良いかもしれません(まだ未着手です)

  • 長谷川佳之 返信

    LuckyUSさん、こんにちは!
    >30年後も目標まで立てておくのが良い
    30年後はすごいですね。。。
    >僕は5年後くらいまでは明確で、10年後くらいがぼんやり
    私は5年後がすでにボンヤリです。。。
    じっくり考える必要ありです。

  • 本のある生活 返信

    『レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則』本田直之(幻冬舎)

    スケジュール帳を買う前や1年を締めくくる前に、自分の時間に使い方を振り返ってみましょう。そんなときにおすすめに1冊です。時間は「投資」するものである!!

  • レバレッジ時間術 − 時は金なり −

     少し前から、「レバレッジ○○」と言うような本をよく目にする。レバレッジとは、てこと言う意味である。レバレッジを効かせるというのは、てこのように小さな力で…

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