2007年4月25日

チームリーダーの教科書 藤巻 幸夫著

チームの水先案内人



チームリーダーの教科書―図解 フジマキ流 アツイチームをつくるチームリーダーの教科書―図解 フジマキ流 アツイチームをつくる
藤巻 幸夫

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チームを率いるチームリーダー
本物のチームリーダーとはどんな人のことを指すのでしょう?
チームリーダーと管理者の違いは?
本書では、事前準備からチームリーダーの仕事内容までを
教科書という形でまとめています。

■リーダーvs管理者
本書では、チームをまとめる力を下記のように定義しています。

第一に「志」。チームで実現させたいこと、いわゆるビジョン
第二に「人間力」。メンバーを強力にまとめる求心力
第三に「システム」。仕事の手順などを体系的にまとめたもの
第四に「ルール」。みんなが守るべき決まりごと

この中で、システムとルールにばかり頼るのは「管理者」。
すべてをバランスよく兼ね備えてるのが「リーダー」。

確かに、システムとルールだけでは、メンバーを率いることは
難しいと思います。
個人的に一番重要だと思うのは、「人間力」です。
他の3要素ももちろん大事ですが、チームを統率するチームリーダーには、
この要素が一番大事だと思います。
「人間力」の定義に、『遠心力』というのも追加して欲しいですね。

■戦略策定とモチベーション
チームリーダーがすべての戦略を考えようとしてはダメです。
必ず『余白』を残す必要があります。

チームリーダーが1~10まで決めてしまうと、メンバーの
参加意識が薄まります。自分の意見が採用されるとそれだけで
その人のモチベーションは上がります。

私が携わっているシステム開発でも同じことがいえます。
システムの構成をチームリーダーがすべて決めてしまっては、
他のメンバーは『やらされている感』だけしか残りません。

『自分で作ってるんだ!』という意識を持ってもらうためにも、
良い意見はどんどん採用することが大事だと思います。

もし、それでうまくいかなくても今度は、『なぜ、うまくいかなかったのか?』を
考えることでカイゼン意識が高まります。

このスパイラルはチーム運営にとてもいい影響を与えます。

■トラブルを防ぐ
トラブル発生時に一番怖いことは、

その情報がチーム全体に行き渡らないこと
です。

そのためにも、普段から風通しの良い環境を作っておくことが必要です。
ミスが発生したらすぐに報告する。責任はすべてチームリーダーがとる。

このことをチーム全体で共有できていれば、トラブルが起きたときも
迅速に対応できます。

■まとめ
非常に読み応えのある内容でした。
チームリーダーとはどういう存在であるべきなのか?
そして、普段どのような思考・行動をするべきなのか?
あるべき姿を体系的にまとめてある本当に『教科書』でした。



☆ビジョン
☆戦略
☆人間力

お薦め度:★★★★★+チームリーダーマインド




書評後記
最近リーダーの役割について、よく考えます。
自分がリーダーだったらこの事象をどのように解決するのか?
普段からそう考えておくことで、いざ自分がそういう立場になったとき
あせらずにすむのかもしれません。


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