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2006年10月24日

●ストレスフリーの仕事術 デビット・アレン著

やりかけ仕事の管理術

ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
デビッド アレン David Allen 田口 元

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毎日仕事に追われて家ではほぼ寝るだけ。
そして、朝起きて会社に行くと沢山のタスクに囲まれて
あっという間に一日が終わり、また家に帰って寝る。

こんな毎日の繰り返しをしている人、結構いると思います。

現代の仕事の特徴は、「終わりが明確でない」ことです。
ここから始まって、こういう状態になったら終わりという定義が
明確でないことで、「やりかけ」の仕事が増えてきます。

「やりかけ」の仕事が残っていることでのデメリットは沢山あります。
その中でも一番良くないのは、「頭の中にずっと残る」ということです。
他の仕事をやっていても、頭の中には「やりかけ」になっている
たくさんの仕事が残っています。

GTD(Getting Things Done)は、「やりかけ仕事」を頭の外に
出して、ストレスフリーで仕事をしていこう!という手法です。

   

本書では、ストレスフリーで仕事をするための52の法則が
紹介されています。

「創造力を発揮する」「集中する」「枠組みを作る」
法則は大きく分けて上記3つに分類されていて、
それぞれとてもためになる事が書かれています。

例えば、
・やりかけの仕事はすべて頭の外で管理する。
 そうすることで「心のメモリ」が増える。
 そうすることにより創造力が発揮される
・なぁなぁで仕事をこなしても仕事に追われるだけ。
 常に集中して「ベストを尽くす」。そのために、
 何をするのがベストか?を自分に常に問う。
・自分の頭の中の「やりかけ仕事」は自分が信頼できる
 システムに落とし込む
などです。
※私なりの解釈で書いているので、本書の記載とは異なります

本書を読むことで、自分を見つめなおすことができました。
何が自分の生産性を妨げ、どのようにすれば改善できるのか。
少しずつでも改善の習慣化ができればと思っています。


☆ アイディア創造術
☆ vs 自己ブレスト
☆ ストレスフリー

お薦め度:★★★★★+心のメモリ


書評後記
2週間も更新サボりました。
理由は自己管理不足です(反省)

マップ

GTD

2006年10月08日

●EQリーダーシップ ダニエル・ゴールマン /リチャード・ボヤツィス著

組織のパフォーマンスを最大化する

EQリーダーシップ 成功する人の「こころの知能指数」の活かし方EQリーダーシップ 成功する人の「こころの知能指数」の活かし方
ダニエル ゴールマン リチャード ボヤツィス アニー マッキー

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雰囲気が悪い組織というのは、得てして業績も良くありません。
逆によく笑いが起こり、明るい雰囲気の組織は効率的で
成果をあげています。
この2つの組織は何が違うのでしょうか?

   

違いはEQです。
前者はEQが低く、後者はEQが高い組織です。

では、「EQ」とはなにか?

「EQ」は「心の知能指数」とも呼ばれ、感じる知性のことです。
EQが高い組織というのは、その組織の中にEQリーダーが
必ずいます。EQリーダーは組織上のリーダーとは限りません。
組織の感情をコントロールするのは、本当のリーダーでなくともできると
いうことです。

本書では、
・EQを使ったリーダーシップとはなにか?
・EQの効果とは?
・EQリーダーになるためにするべきこと、してはいけないこと
が書かれています。

組織におけるリーダーのスタイルは大きく2つに分けれます。
1.共鳴型リーダー
 ビジョンを明確にし、熱意をもって率先して行動する。
 また、メンバーへの理解も高く信頼も厚い。

2.不協和型リーダー
 こだわりが強く、権限委譲ができない。
 時に、高圧的態度をとりすべてを自分の管理化におこうとする

2つのスタイルは誰でもなる可能性があります。
後者のリーダーはEQコンピテンシーが低いリーダーが
なる可能性が非常に高いです。

EQコンピテンシーとは、以下の4つから構成されます。
1.自己認識
 自分の感情、価値観などを認識する
2.自己管理(セルフコントロール)
 感情の衛生管理、達成意欲など。
3.社会認識
 メンバーの感情を汲んで、共感へ導く
4.人間関係の管理

この4つのコンピテンシーはリーダーにとってとても
重要なことです。
自分を知り、管理できない人に組織を管理することは
できません。

人の感情は、脳と密接に関連しています。
感じる脳を鍛えることで、EQが高まり、組織を活性化することが
できます。

本書を読み終えて思ったことは、
「自分はどうだろう?」
です。

その時々の感情に任せて、態度が変わっていたりしないだろうか?
感情のセルフコントロールができているだろうか?

EQを鍛えるための自己学習はビジネスの現場だけでなく、
日常生活でも可能なので、早速実践したいと思います。


☆ 感情の衛生管理
☆ 共鳴型
☆ 感情の伝染

お薦め度:★★★★☆+感じる脳


書評後記
本書に書かれていることは、「コーチング」や
「ファシリテーション」などにも通じます。

気分悪く仕事をしていてもいい成果は出ません。
「怒鳴りつける」「感情的に攻撃する」などの
不協和型リーダーにならないために、自己学習を
絶えずしなければいけないと感じました。


マインドマップ

EQリーダーシップ

2006年10月01日

●現場リーダーの技術 岡島幸男著

リーダー業務は身に付けられる技術

プロジェクトを成功させる 現場リーダーの「技術」プロジェクトを成功させる 現場リーダーの「技術」
岡島 幸男

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最近はプロジェクト・マネージャという役割が重視され、
プロマネ関連の書籍やセミナーが増え、企業もプロマネ育成に
かなり投資をしている。
では、本書のタイトルになっている『現場リーダー』という
のは、どのような仕事をする人だろうか。

   

現場リーダーとは、実際にプロジェクトを仕切る立場の人で、
業務も知っていて、システム内部(作り)も知っていて、
メンバーの管理もやって、責任も取る。しかし、人事権や
決定権は持たない。
という、こう書くと『誰もやらないんじゃないか?』と
思われる大変な人たちのことです。

しかし、現場リーダーがいないとプロジェクトは回りません。

本書では、現場リーダーの主な仕事内容、持つべき価値観、
著者の経験を踏まえたTipsなどが書かれています。

現場リーダーには、以下の3つの仕事があります。

1.目的/課題/アクション
 まず、システムを作るための目的を明確にする。
 そして、現実とのギャップを課題として取り上げ、
 What課題とHow課題に分類する。分類後トリアージにより、
 やるべきこと、やらないことにさらに分ける。
 課題がわかったら、それを解決するためのアクションを決める。

2.メンバーを演出
 現場リーダーは、まず「チームありき」の姿勢でいなければならない。
 メンバーに気持ちよく仕事をしてもらうために、メンバーを演出する。
 演出は、3つのプロセスを経て行う。
 このプロセスの中で、価値観の共有や役割分担の
 明確化などを行う。
 ※気持ちよく仕事をしてもらうとは、おだてるとかではなく、
  メンバーを適材適所配置し、高いモチベーションで望んでもらうこと

3.トラブルを克服する
 「真実より事実」を基本とし、トラブルに立ち向かう

当たり前のことに思うかもしれませんが、
上記3つは非常に重要な基準だと思います。

私もシステム開発プロジェクトをいくつか経験しましたが、
3つすべてをこなしているリーダーには出会ったことはありません。

1.のアクション部分では、「アクションかんばん」や
「朝会」などのTipsがあり、すぐにでも実践で試せる内容が
書かれています。

現場リーダーを目指す人、やりたくないけどやらされて
戸惑っている人には是非読んで欲しい一冊です。


☆ ニュートラル
☆ 視点の切替
☆ 「ぶれない」

お薦め度:★★★★☆+身に付く技術


書評後記
プロジェクトメンバーから現場リーダーになったとき、
一番初めに戸惑うのは、視点の違いだそうです。
普段からプロジェクト全体を見るようにすることで、
いざリーダーという立場になってもぶれない立ち振る舞いが
できるように思います。


マインドマップ
現場リーダー